ヨガを人に伝えるときに気をつけること
ヨガは押し付けないように
ヨガを指導する時には、
その人の体の硬さ、筋力、特徴などに加えて、
感じている症状や不調なども
ヒアリングしてプランを
組んだほうが良いでしょう。
頭ごなしにテンプレートなヨガを伝えていても、
相手の体の調子、
心の調子が良くならないことには、
信頼には繋がらないため、
ヨガ教室を開いても成功には
程遠いと言えるでしょう。
グループでヨガをするような場合には
ポーズ2つだけでも、その人の心の安息に
作用できるようなものを
組み込むことを心がけ、
どんな人にも共通して
心の癒やしにつながる順番で
ヨガを行えるようにすると良いでしょう。
どれだけヨガで経験を積んでいても、
相手のことを感じ取って、
それに合わせたヨガが
できなければ、あまり意味はありません。
押し付けがましいヨガではなく、
ハタヨガの根底にあるような調和のヨガを
重視するようにしましょう。
言葉選びに気をつけよう
ヨガを受けようとする人は、
基本的にストレスを抱えていたり、
気持ちの整理がついていない
可能性があるとみなして、
言葉選びには慎重にすると良いでしょう。
むやみに時事問題の話題は出さず、
ヨガはヨガに徹して、お客さんや
生徒さんの心の癒やしを
サポートできるように心がけましょう。
シビアな話題や、相手にとって
ストレスになるかもしれない家族、
夫、子どもの話題などは避けたほうが
良いかもしれません。
お金やメンタル系の話題も
うんざりしている方は多いでしょう。
そういったことを踏まえ、心の持ち方や
ヨガ中の呼吸の意識などを
声に出して導くくらいにしましょう。
余計な話題に触れつつ、
ヨガを指導してしまうと、
ヨガの本質でもある心の整理、
精神の安定を阻害してしまう
可能性があります。
ヨガ教室のように、
人前に出る仕事をする場合には
言葉や話題をしっかりと選んで
行うようにしてください。
前回のヨガを覚えておこう
ヨガ教室を開いているとして、
生徒が少ない場合には
その都度指導内容を
覚えていられるかもしれません。
その中でも、初めてヨガ教室に
来てくれた人がいる時ほど、
前回やったヨガのポーズや話したことは、
出来る限り覚えておいた方が良いでしょう。
顧客管理の一つでもありますが、
生徒の立場からは、前回やったことは
覚えているもので、それを先生が
忘れていると生徒さんは自分が
軽視されていると感じて嫌な思いを
してしまう事も考えられます。
そうしたことがきっかけで
生徒が教室をやめてしまったり、
不満が募っていったりと、
トラブルになる危険があります。
それを防ぐためにも、
教室運営する時には
しっかりとメモを残すなどの工夫は、
怠らないようにしましょう。
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